よくある失敗スタイルとは?
皆さん、こんにちは。細谷由美子です。
ビジネスにおける装いのスタイルには7つの種類があることを前回の記事でお話しました。
また、ビジネスプレゼンスにおける「個性」は、「スタイル」、「カラー」、「プロポーション」という3つの要素で、自分の個性を際立たせて魅力的に見せるかを考えていく、ということもこちらの記事でお話しています。
しかし、残念ながら「自分の個性=好きなファッション」で表現してしまっている方や、いくら似合うからといってもビジネスには相応しくない装いを知らず知らずしてしまっている方がいるのも事実です。
ビジネスにおける装いでよくある失敗パターンは、大きく4つあります。
失敗パターン① The フェロモン
失敗パターン② The ガーリー
失敗パターン③ The 無難
失敗パターン④ The トレンディ
これを聞いただけでドキッとした方、いらっしゃいませんか?
最初の「The フェロモン」。これは大きく胸元が開いているような過剰な露出がある服や、ボディラインを過度に強調するデザインの服などです。目のやり場に困ってしまうような装いはビジネスに相応しいとは言えませんね。
2つ目の「The ガーリー」。これは、可憐な少女のような愛らしい服で、いわゆる「モテ服」と言われる類の服です。女性向けサービスをされている方や、内勤の仕事をされる若い方であれば問題があるわけではありませんが、顧客に提案をするようなビジネスシーンや管理職になってくると信頼性や強さを感じさせるのが難しくなってきます。
3つ目の「The 無難」。これはきっちりとスーツをまとったトラディショナルなスタイルとして問題ないのでは?と思われるかもしれませんね。しかし、リクルートスーツのような本人の良さを引き出していない可能性もあります。よく営業職の方であまり目立たないように・・・と無難なスーツにする方もいらっしゃいますが、顧客にとっては何を買うのかはもちろん、「誰から買うのか」も重要なポイント。お客様の信頼を勝ち得るプレゼンスが必要です。
最後の「The トレンディ」。まるで雑誌から抜け出してきたかのような最新流行のファッションで固めているスタイルですが、流行り=いつでも相応しい装いなわけではありません。中にはビジネスシーンに相応しくないアイテムもあります。
近年は、オフィスファッションがカジュアル化していると言われています。ファッション雑誌では流行の服を「オフィスでもOK」と謳いますが、本当に相応しいかどうかを自分で判断できなければ、流行に踊らされ、似合わない服を買った挙句に信頼も得られないという悲しい結果になります。自分が目指すRPOに相応しいかどうかの観点で、ご自分の装いを見直してみましょう。
私たちのクリニック(個人向けサービス)では、資料作成やプレゼンテーションテクニックに加え、個性と期待値(RPO)から、目指すプレゼンスを実現するアドバイスも含んでいます。ご興味がある方はお問い合わせ下さいね。