ビジネスプレゼンスを高めよう 〜 タフ&エレガントな存在感の作り方〜

オーガナイズ・コンサルティングオフィシャルブログ。 ビジネスプレゼンスを高める理論をお伝えしていきます。

強さを演出するには?

みなさん、こんにちは。清水です。

前回の記事では、強さと親しみやすさのバランスをとることが必要とお話ししました。

では強さはどのように表現したらよいと思いますか?

ビジネスにおける強さは仕事ができるかどうかに尽きます。ただし、自分から「私は仕事ができます!」ということをアピールするとあまり快く受け入れられないので注意が必要です。「女性は謙虚であるべき」という古典的ステレオタイプの女性像を持っている人には逆効果でもあります。

 強さのアピールはまずは外見です。服装はもちろん、持ち物、仕事のツールなどにも気を配りましょう。服装なんてうわべだけの底が浅いテクニックだと思う方もいるかもしれません。しかし、プレゼンスを評価される時に大きな役割を果たします。服装は美的センスではなく、どんな集団に属しているのかを表しているのです。自分の仕事におけるプロフェッショナルらしさを表す服装を戦略的に考えましょう。

 一般的に服装はフォーマル度が高い、つまり格が高いほど「強さ」を感じさせます。相手にとってだけではなく、自分自身も適切な衣服を身につけることによってプレゼンテーションに対する自信を得ることができます。

 余談になりますが、多くの女性リーダーの方にお会いしてきましたが、強さをきちんと感じさせる服装をされている方は実は中々お目にかかれません。本人のキャラクターと合っていないフェミニンすぎる服装でちぐはぐな印象を与えている方もいらっしゃいます。

 逆にリクルートスーツのような地味すぎる方などもいらっしゃいますが、部下と同じような装いではリーダーとしての信頼感を感じさせるのが難しいでしょう。女性の場合、適度な「華やかさ」は強さの表現につながります。注目されることに覚悟があるということになるからです。

 逆に、若い女性は近年のオフィスファッションのカジュアル化にともない、ややくだけた服装が多いようです。強さをきちんと表現できているかどうかという観点ではカジュアルな素材やだぼっとしたシルエットは格が低いため、ここぞというプレゼンテーションには、格を意識した服装選びを心がけるといいですね。

 

 こちらの写真は、ビジネス誌のインタビューを受けて掲載された写真ですが、独立後ということもあり、あまりかっちりしたスーツではないほうがよいと考え、カットワークのセットアップにしましたが、ゆるやかなラインでフィット感がないため、強さの装いとしてはやや物足りない印象があります。

f:id:OrganizeConsulting:20160517112233p:plain

身体への適度なフィット感は強さを感じさせる上でとても効果があります。フィットし過ぎで肉感を感じさせるようではマイナスですが、ボディラインを出すのも強さの表現として是非チャレンジしてみてくださいね。