ビジネスプレゼンスを高めよう 〜 タフ&エレガントな存在感の作り方〜

オーガナイズ・コンサルティングオフィシャルブログ。 ビジネスプレゼンスを高める理論をお伝えしていきます。

小池都知事のオリンピック閉会式でのプレゼンスに思うこと

皆さん、こんにちは。清水久三子です。
夏休みであれこれとイベントが続き、ブログが滞っております。秋に向け、頑張っていきたいと思います!

さてリオ・オリンピックが終了し、閉会式の日本のプレゼンテーションは大きな反響を呼びましたね。私が注目したのはやはり小池都知事のお着物です。

まず、着物という選択ですが、安倍総理との対比として、バランスが取れています。アニメや近代的な技術を駆使したパフォーマンスの中で登場する安倍総理に対し、着物は日本の伝統や文化レベルを感じさせるからです。これはビジネスシーンでも一緒です。例えば、自分の上司と客先でプレゼンテーションする際には、上司をたてる、もしくは調和の取れた装いがよいでしょう。自分ひとりがメインの時とは変わってきます。

次に色ですが、周囲は原色のジャケットやユニフォームの方々がたくさんいますので、選挙戦の時のような派手な色のスーツやジャケットを着ても、存在感は出せないでしょう。

そして、着物の柄。三つ紋の色留めという格の高いお着物に豪華絢爛の帯、遠目からでもはっきりと見える大きくあしらわれた鶴。近くでみたら大胆すぎる印象の柄ですが、あの大舞台では繊細な小花模様では認識されません。

さらに、雨の中というシチュエーション。家が一軒たつほど高価な着物と帯が雨に濡れているのを見て悲鳴をあげていた方がたくさんいたようですが、私はむしろやるなぁと思ってしまいました。

余談ですが。 私は着付けの先生から、「雨だからと言って着物を諦めないでね。着物がどんどん非日常になってしまうから」と言われたことがあります。(あんな大雨に濡れることはさすがに想定していないでしょうが・・・)また、「若い方が着物を着ていると、年配の方がやれ帯が曲がっていると言って手を出してきたり、着付けや選び方についてあれこれと陰口を叩かれたりするけど、気にしちゃだめよ。知識があるのは大切だけど、それを振りかざして人を不愉快にするほうがマナー違反なんだから」と言われて以来、トイレで見知らぬおばあさまから帯に手が伸びてきてもニッコリ笑って対応できるようになりました。

小池都知事の政治的評価はこれからですが、プレゼンスについては選挙戦、オリンピックともにプロだなと思わせられました。

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画像は産経ニュースより

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