本番前は誰の時間?
皆さん、こんにちは。清水久三子です。
先週も各地で講師として登壇しておりました。アンケートで全員から「期待以上」の回答をいただきありがたい限り。
さて、今日は登壇の本番前のお話しをしたいと思います。
登壇前は、内容を確認したり集中したり、緊張もあり、一人になりたいと思われる方も多いのではないでしょうか?
実際、「本番前は準備したり集中したいので話しかけないでください」というオーラを出されている方もいらっしゃったりしますが、私は講師として呼ばれていく限りはそうしないようにしています。
登壇前の時間もクライアントのための時間だと思っているからです。
役員の方がご挨拶に見えることもありますし、本にサインをしてくださいと言われたり、主催者や事務局の方が打合せや状況説明に来られることもあります。そんな時に話しかけないでオーラを出していては、不安にさせてしまいます。
ものすごい集中力が必要なアスリートならば成功イメージを描くために、深〜く自分の世界に入ることも必要でしょうが、講師業はその道の達人として呼ばれているので本番直前に何を話すのかを確認したり慌てたりしている姿を見せてはいけないな、と思うわけです。
コンサルタントとして駆け出しの頃、準備が間に合わず、小走りでバタバタしている私を見た先輩から「絶対に報告会前に走ったりするな。クライアントがどれだけ不安になるかわかってるのか?焦っていたとしてもそう見えないように振る舞え」と叱られたのが原体験として残っているのです。
本番はもちろん、本番前もお客様のための時間。若い時に教えてもらってよかったことです。
【本日のRPO】
Role: 人材育成コンサルタント
Position :ベストセラー著者
Occasion:300人規模の講演